メッシュモデルにより、降車時間を推定する手順をstep1〜4に示す。 step1:<初期設定> 列車停車時の各降車客の初期位置および各メッシュの混雑度を設定する。 step2:<乗客の移動距離の推定> 微少時間後の各降車客の位置を計算する。 step3:<メッシュ内混雑度の推定> 各メッシュ内の客数、混雑度を再計算する。 step4:降車が完了するまでstep2〜step3を繰り返す。 4.2.3.2 メッシュモデルによる降車シミュレーション 前節で述べたメッシュモデルを用いて、以下の前提条件に基づいて降車シミュレーションを実施する。 a.メッシュはホーム、ドア内、車内の3分割とし、車内はさらにm個のメッシュに分割する。(ドア内:図4.2.3−2クの範囲、車内:図4.2.3−2ア〜キとケの範囲) b.各メッシュの定員nを決定する。 c.降車客の移動経路は固定する(車内→ドア内→ホーム) d.各メッシュの移動距離をそれぞれs1、s2、・・・・・、srとする。 e.ホームヘの移動完了で降車とする。 f.移動先のメッシュまたは現在のメッシュの混雑度から移動速度を決める。(図4.2.3−1) g.降車客の初期位置はドア内、車内の各メッシュを指定して決定する。 h.ホームの混雑度は常に100%未満とする。 i.ドア内、車内の各メッシュの混雑度は車内客数から計算する。 j.ドア内、車内の各メッシュの混雑度は常に一様とする。 k.ドア内メッシュの降車客の割合(ドア内メッシュの客数に対する降車客の割合)がdl%以上の場合、またはドア内メッシュの混雑度がd2%以下の場合にはp人の同時降車が可能とする。
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